VA Linux、「VA FMS」の構成製品群に「FlexWebmail」と「FlexControl」を追加

VA Linuxは、同社のメッセージングソリューション「VA FMS」を構成する製品群にWebメールサーバ「FlexWebmail」とWebインタフェースによる管理設定を行う「FlexControl」を新規に追加した。

» 2005年06月20日 13時01分 公開
[ITmedia]

 VA Linux Systems Japanは6月20日、同社のメッセージングソリューション「VA FMS」(VA FlexMessaging Solution)を構成する製品群にWebメールサーバ「FlexWebmail」とWebインタフェースによるユーザ/メールアカウント管理を実現する「FlexControl」を新規に追加した。製品提供は2005年9月から。

 VA FMSは、100万アカウント規模での運用にも耐えられる複数のオープンソースソフトウェアで構成されたメールシステム。VA FMSを構成する製品は、postfixをベースとした「FlexMail」、Maildir対応の独自POPサーバ「FlexPOP」、Courier-IMAPを元に大規模メールシステム向けの改修を行ったIMAPサーバ「FlexIMAP」、MTA向けSPAM対策ソフトウェア「FlexGuard」。これらは同社の負荷分散ソフトウェア「VA Balance」やLDAPディレクトリサーバ「VA Directory」、基盤OS「VA Core」との組み合わせを前提としている。

 FlexWebmailは、IMAPに対応したオープンソースのWebメールツールとして一定の地位を築いているSquirrelMailを元に日本語対応度を高め、独自にリリースを行っているRisuMailに対し、さらに独自の改良を加え、「VA Core」と一体化させたWebメールサーバ製品。SquirrelMailの特徴である設定の簡易性、大規模対応も可能な高可用性、便利なアドレス帳機能などは引き継ぎつつ、FlexWebmail側にキャッシュを持たせたほか、QUOTA情報の取得への対応、検索機能やユーザーインタフェースの改善が行われている。

FlexWebmail FlexWebmailの画面

 FlexControlは、VA FMSで構築されたメールシステムの各種情報/設定をWebインタフェースから行うためのツールで、こちらもVA Coreと一体化されている。

FlexControl FlexControlの画面

 両製品とも6月22日、23日に赤坂プリンスホテルで開催される「VA Linux Business Forum 2005」の展示コーナー内でデモンストレーションが行われる。

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