KCCS、監査機能などを追加したディレクトリ管理システムの新バージョンを発売

京セラコミュニケーションシステムは企業向けディレクトリ管理システムの新バージョンとなる「GreenOffice Directory Version3」の販売を開始した。

» 2005年06月27日 19時26分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は6月27日、企業向けディレクトリ管理システムの新バージョンとなる「GreenOffice Directory Version3」の販売を開始した。

 GreenOffice Directoryは、企業内のさまざまなシステムで利用されるアカウントやアクセス権限を一元的に管理し、ID管理コストの削減とセキュリティポリシーの徹底を支援するシステム。

 新バージョンでは法規制へのコンプライアンス(準拠)支援をにらみ、監査機能が追加された。システムのアクセス権は適切か、誰がどのような変更を行い、誰に権限付与を承認したのかといった事柄を監査できるようになる。これにより、正規アカウントの不正使用を抑止するとともに、企業の内部統制を支援する。

 他に、アカウント運用を効率化する「ワークフロー機能」によって、IDやアクセス権限をライフサイクル全体にまたがって管理できるようにした。さらに、IDやアクセス権限の「有効期限管理機能」、パスワード入力ミス時のアカウントロック期限などを設定できる「パスワード管理機能」が追加されている。

 GreenOffice Directory Version3はWindows 2000/Windows Server 2003およびRed Hat Enterprise Linux AS上で動作する。ライセンス価格は300ユーザーで210万円からとなっており、サーバ側にはほかにWebアプリケーションサーバとして「IBM WebSphere」が、またデータベースとして「Oracle 9i」が必要となる。

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