ログの一元収集/解析プログラムに向けセキュアヴェイルと理化学研究所が共同研究

セキュアヴェイルと理化学研究所は、「多種多様なログの解析・視覚化プログラムの開発」に向けた共同研究を開始した。

» 2005年06月27日 20時26分 公開
[ITmedia]

 セキュアヴェイルと理化学研究所は6月27日、「多種多様なログの解析・視覚化プログラムの開発」に向けた共同研究を開始したことを明らかにした。

 サーバやネットワーク機器、セキュリティ機器などは、日々、大量のログを蓄積している。これらを突き合わせて適切に解析すれば、不正アクセスの兆候などを見つけ出す有力な情報となるが、それにはさまざまな形式のログを整理し、専門知識に基づいて解析する作業が必要となる。

 この共同研究は、こうした状況を踏まえ、さまざまなログを収集し、相互関連性を確認したうえで解析するまでを支援するプログラムを構築することを目的にしている。こうしたプログラムを実現することで、高度な知識や手間をかけずとも、ログから有用な情報を引き出せるようにすることが狙いだ。

 具体的には、理化学研究所が開発した「PitSaw」と、セキュアヴェイルが開発した「LogStare」の機能を融合することで、ログ解析プログラムを実現していく。

 PitSawは、さまざまなデバイスやOS、アプリケーションからアクセスログを収集、分配するプログラム。一方LogStareは、さまざまなデバイスが出力するアクセスログをデータベースで管理し、解析を行うシステム。共同研究においては、この2つのシステムのインタフェース構築に向けてモジュールを作成するほか、資格化システムや多機能レコード対応試験を実施。新プログラムの有効性を検証していくという。

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