NECがWebSAMシリーズを強化、データセンター向けパッケージなどを追加

NECはシステム運用ソフト「WebSAMシリーズ」を強化した。大規模データセンターでのシステム運用管理に特化したパッケージ「WebSAM DC Suites」などが追加されている。

» 2005年06月29日 20時45分 公開
[ITmedia]

 NECは6月29日、同社のシステム運用ソフト「WebSAMシリーズ」を強化し、新たに大規模データセンターでのシステム運用管理に特化したパッケージ「WebSAM DC Suites」を追加した。

 WebSAM DC Suitesは、数千台規模のサーバを運用し、しかも高い信頼性や可用性が求められるデータセンターでの運用/管理に必要な機能をまとめた製品。複数のサーバに対し一括して運用管理ソフトをインストールできる統合インストーラ機能のほか、監視機能の正副二系統構成、監視機能そのものに対する動作監視などが含まれている。価格は5300万円からとなっており、6月30日より出荷が開始される。

 NECは同時に、既存のWebSAM製品の一部についても機能強化を図った。

 統合運用管理ソフトの「WebSAM MCOperations」では、BEA WebLogic ServerやSUN Java System Application Serverなどへの対応が強化される。これらアプリケーションサーバの障害情報や復旧手順に関連するナレッジコンテンツを拡充することで、障害発生時の迅速な復旧を支援するという。

 定型業務の自動運用を行なうジョブ管理ソフト「WebSAM JobCenter」では、ファイル自動配布、パッチ自動配布/適用、自動バックアップといった自動運用の設定を支援するテンプレート、約20種類が提供される。また、ネットワーク運用管理ソフト「WebSAM NetvisorPro」のオプションに、無線LAN機器の運用/管理を行える「WebSAM NetvisorPro WLAN Manager」が追加される。

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