日立ソフト、プロジェクトに合わせてコーディングルールをカスタマイズできるツール

日立ソフトは、多くの開発者が参加するJava開発プロジェクトにおいてコーディングルールのカスタマイズ/徹底を実現する「anyWarp CodeDirector V3.1」をリリースした。

» 2005年07月11日 17時35分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリングは7月11日、Javaコードインスペクションツールの新バージョン「anyWarp CodeDirector V3.1」を発表した。

 anyWarp CodeDirectorは、多くの開発者が参加するJava開発プロジェクトにおいてコーディングルールのカスタマイズ/徹底を実現し、ソフトウェアの品質向上を支援するツール。コーディング時のルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできるようにすることで均質なJavaコードを実現し、テストの手間や修正/再テストといった手戻り作業の工数を削減する。

 新バージョンでは、企業やプロジェクトごとに異なる「クラス名」「変数名」などの命名ルールや条件判定文のネスト数などをカスタマイズできるようになった。カスタマイズされた内容は、日本語および英文のルール解説書に反映されるようになっている。また、ルール違反ではあるものの、プロジェクト特有の理由によって修正は不要と判断された箇所には「指摘抑止」を設定できるようになり、後々の確認作業の重複を防げるようになった。

 さらに、開発コスト削減の手段として用いられているオフショア開発を支援するため、ルール解説書やチェック結果レポートを英語で参照できるようにした。

 anyWarp CodeDirector V3.1の価格は、サーバライセンスが21万円、ユーザーライセンスは5ユーザーで5万2500円から。日立ソフトでは年間500セットの販売を目指す。

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