NEC、中小規模コールセンターの構築ソフトを発売

NECは、20〜50席程度の中小規模コールセンターを構築するためソフトウェア製品「Q-Master(日本語版)」の販売を開始した。

» 2005年07月12日 18時46分 公開
[ITmedia]

 NECは7月12日、20〜50席程度の中小規模コールセンターを構築するための基盤ソフトウェア「Q-Master(日本語版)」の販売を開始した。

 Q-Masterは、NECとZeacomが共同で開発した中小規模コールセンター実現のためのソフトウェア。NECではこれまでQ-Masterを、欧米やアジア/オセアニア地域を中心に販売してきたが、これを日本語化し、日本市場向けのカスタマイズを加えて販売する。

 Q-Masterはコールセンター運用に必要となる着信電話の均一振り分けやIVR(自動音声応答)、稼動状況の分析管理といった機能を提供する。一連の機能は、専用管理ツールの「Administrator」を通じて統合管理が可能だ。

 また、NECが提供するPBX製品「APEX3600iシリーズ」「APEX7600iシリーズ」やIPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000シリーズ」と組み合わせることで、容易にコールセンターシステムを構築できる点も特徴という。

 価格は、20席の場合で350万円から。8月1日より出荷を開始し、今後3年間で400システムの販売を見込むという。

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