HP OpenViewにシステム構成/変更管理を行う3製品追加

日本HPはシステム管理製品「HP OpenView」のラインナップに、IT資産の構成/変更管理とソフトウェア配布などを行う3製品を追加した。

» 2005年07月20日 21時05分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは7月20日、システム管理製品「HP OpenView」のラインナップに、IT資産の構成/変更管理とソフトウェア配布などを行う3製品を追加し、販売を開始した。

 「HP OpenView Application Manager using Radia」は、必要なソフトウェアをプッシュ型でサーバやデスクトップPCに配布し、自動的にインストールするツール。また「HP OpenView Software Manager using Radia」では、部門やユーザーごとの要望に応じてソフトウェアやコンテンツをプル型で提供する。「HP OpenView Inventory Manager using Radia」は、管理対象となるサーバ/デスクトップPCの構成情報を収集し、データベースで一元管理するツールだ。いずれも数千台から数万台規模の大規模システムに対応している。

 新製品の特徴は、部署やサーバの役割ごとに企業が定める「あるべき姿」に基づいて配布すべきソフトウェアや構成、設定などを定め、それに沿って配布/管理作業を行う「要求ステート管理」手法に基づき管理を行えること。何らかの障害が発生した場合にも自動的に「あるべき姿」に戻すことにより、システム全体の信頼性を維持できるという。また、作業の自動化によるコスト削減やミスの減少といった効果も期待できる。

 製品価格は、HP OpenView Application Manager using Radia/Software Manager using RadiaがPC 1台当たり8085円から、サーバ1台当たり5万4600円から、同Inventory Manager using RadiaはPC 1台当たり5670円から、サーバ1台当たり5万4600円から。当初はWindows版のみだが、今後UNIXやLinux対応版を順次投入していく予定だ。

 日本HPは今回の3製品を皮切りに、OSプロビジョニングやパッチ管理のための製品を追加し、「HP OpenView構成管理ソリューション」を強化していくという。

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