NEC、奥行き2分の1で収容効率高めたラックマウント型サーバ

NECは、奥行きを従来製品の2分の1に縮小してラックへの搭載密度を高めたラックマウント型サーバ「Express5800/i110Ra-1h」の販売を開始した。

» 2005年07月25日 20時53分 公開
[ITmedia]

 NECは7月25日、奥行きを従来製品の2分の1に縮小したラックマウント型サーバ「Express5800/i110Ra-1h」の販売を開始した。

 Express5800/i110Ra-1hは、データセンターやASP事業者など、多数のサーバを集中設置する事業者向けの製品。高さは1Uサイズだが、奥行きを従来の2分の1となる35.5cmに縮小することで、前後から2台搭載できるようにした。この結果高さ44Uのラックに、冷却ファンも含め最大で82台のExpress5800/i110Ra-1hを搭載できるという。

 CPUはインテルのPentium M 740(1.73GHz)もしくはCeleron M 360J(1.40GHz)。SATA形式のHDDを2台搭載できるHDDケージを搭載しており、本体前面からディスクの追加や交換作業を行える。また、LANポートを初めとする各種インタフェースも前面に配置することで、保守性の向上を図っている。

 製品価格は、Ceneron 360J搭載モデルが7万5000円から、Pentium M 740搭載モデルは8万9800円から。いずれも8月1日より出荷が開始される。

 NECは同時に、DATなどのテープバックアップ装置を内蔵できるスリム型サーバ「Express5800/110Sc」もリリースしている。現行のタワー型サーバに比べ設置面積は約2分の1と省スペース化を実現しながら、EM64T対応のPentium 4 551(3.40GHz)などの搭載が可能で、価格は15万1000円から。

 同社は合わせて、Gモデル以外の「Express5800シリーズ」を対象に、ハードディスクや電源、ファンなどのハードウェアコンポーネントの動作を監視し、障害予兆を通報する「エクスプレス通報サービス」の1年間無償バンドルを開始している。

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