オリンパスがSAPのHCM導入、人材情報の全社的活用を実現

» 2005年07月26日 21時21分 公開
[ITmedia]

 SAPジャパンは7月26日、オリンパスが2004年10月に稼動したSAPのHCM (Human Capital Management)が効果的に稼動していることを明らかにした。オリンパスは2002年から全社的な情報システム基盤の整備の一環として、SAPのアプリケーションを導入、人事分野では「全社的な人材情報基盤としての人事システム」へと位置付けを転換するために、SAPのHCMを導入した。

 新人事システムでは、オリンパス本体とグループ企業約8000名の従業員を対象に、人材管理、組織管理、給与管理、勤怠管理などをHCMで、人事情報検索機能をBW(Business information Warehouse)でそれぞれ構築、関連システムである社員申請、勤務申請システムなどを含めた新人事システムを2004年に本格稼動させた。

 同システムにより、全社的な人材情報基盤として、Webを通じた経営者層や管理職層への情報提供の迅速化が実現したという。これまで人手を介していた業務プロセスをシステム化するとともに、人事部門だけではなく、各組織の管理職が自ら部下の人事情報を有効活用し業務を行うなど、今後の人事システムのあり方を具現化したとしている。

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