日本HPとマイクロソフト、Windowsベースのミッションクリティカル分野で協業を強化

日本ヒューレット・パッカードとマイクロソフトは、Windows ServerとHP製サーバを組み合わせたミッションクリティカルシステム分野における協業を拡大した。

» 2005年08月02日 20時27分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードとマイクロソフトは8月2日、ミッションクリティカルシステム分野における協業を拡大することを明らかにした。

 両社は2003年8月に、Windowsサーバをベースとしたミッションクリティカルシステムの導入拡大に向け提携を結び、サポートや検証の拠点として「ジョイント・ミッション・クリティカル・サポート・センター」(JMCSC)を設立して協業を進めてきた。また、2005年後半にリリースが予定されている「Microsoft SQL Server 2005」を用いたミッションクリティカルシステム構築に向けた技術検証も実施している。

 今回の協業拡大では、一連の取り組みをさらに進め、日本HP社内に「Windows Professional Technology Center」(WPTC)を設立する。プリセールスエンジニアとWindowsアーキテクトを主なメンバーとするSWATチームが運営し、11月より本格稼動する予定だ。

 WPTCは、Windows Server Systemを用いたミッションクリティカル環境構築に向け、「HP Integrity Superdome」をはじめとする日本HPのハードウェアとマイクロソフト製品を組み合わせた環境の検証やベンチマークテスト、新規ソリューションの開拓といった役割を担う。JMCSCとも連携しながら、技術情報/ノウハウを蓄積していく。同時にJMCSCも機能を拡張し、技術情報の集約を通じてレスポンスタイムの短縮、問題解決の効率化を図るという。

 さらに、障害の切り分けとハードウェア/Windowsに関する保守サポートを一貫して提供する、マイクロソフト・HPジョイントサポートも提供する。これにより、レスポンスタイムの短縮と障害の早期解決を支援していくという。

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