センチュリー、中小規模向けVPNルータの新製品

センチュリー・システムズは、QoS機能などを強化した中小規模ネットワーク向けのVPNルータ「FutureNet XR-540/C」の出荷を開始した。

» 2005年08月05日 21時27分 公開
[ITmedia]

 センチュリー・システムズは8月5日より、中小規模ネットワーク向けのVPNルータ「FutureNet XR-540/C」の出荷を開始した。価格はオープンプライスだが、参考価格は9万3250円となっている。

 FutureNet XR-540/Cは、「FutureNet XR-440/C」の後継機種に当たり、FutureNet XR シリーズの中でも中位に位置するモデルだ。2ポートのイーサネットインタフェースと4ポートのスイッチングハブを搭載しており、専用プロセッサにより、VPN時で約80Mbpsのスループットを実現する。VRRPやバックアップ回線を用いた冗長構成も可能だ。

 また帯域制御/優先制御といったQoS機能を強化している点も特徴で、たとえばVoIP利用時に音声パケットを優先して送出するといったコントロールを行える。また、網サービス側でのQoS制御に対応できるよう、IPヘッダーのTOS、Precedence、DSCP各フィールドの値を書き換える機能も搭載した。

 センチュリーでは今後もFutureNet XR-540/Cを強化していく計画で、VLANインタフェースごとにDHCPサーバを立てられる機能や検疫ネットワーク対応機能の追加が予定されている。検疫ネットワークについては、年内にヌリテレコムの統合監視ツール「NASCenter Net-ADM」を用いた検疫ソリューションへ対応する予定という。

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