韓国の国民教育データベースにAsianuxが採用

韓国のHaansoftは、韓国国内で最大のLinuxプロジェクトとして注目を集めていた「National Education Information System」に、Asianuxの採用が決まったことを明らかにした。

» 2005年08月06日 17時53分 公開
[ITmedia]

 韓国のHaansoftは、韓国国内で最大のLinuxプロジェクトとして注目を集めていた「National Education Information System(NEIS)」向けに、Asianuxの採用が決まったことを明らかにした。2300以上のサーバOSとして、「Haansoft Linux 2005 server - Asianux Inside」が導入される。

 Haansoft Linux 2005 server - Asianux Insideは、中国のRed Flag、日本のミラクル・リナックス、Haansoftの3社が2004年から共同開発しているアジア共通のLinuxプラットフォームであるAsianuxを同梱したもの。Asianuxは、HPやIBM、Oracleによる技術検証も完了しており、国内の情報システムを構築する際の有力な選択肢の1つとなっている。

 なお、NEIS(National Education Information System)は、韓国政府が教育機関向けに構築しようとしている国民教育データベースで、主要な小、中、高等学校などの約800万人の学生、教師と学生家長の情報を管理するシステム。韓国教育人事開発省がITコスト削減のために、現在のUNIXからLinux搭載サーバへの置き換えを推進しており、2006年までに韓国全体で1万校、2300以上のサーバが導入される予定となっている。

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