NECら3社、ナレッジマネジメント製品の共通プラットフォーム開発で協業

NECネクサソリューションズとNEC、NTTデータナレッジの3社は、ナレッジマネジメントシステムの共通プラットフォーム開発と、それをベースとした製品開発に関して協業する。

» 2005年08月22日 19時02分 公開
[ITmedia]

 NECネクサソリューションズとNEC、NTTデータナレッジの3社は8月22日、ナレッジマネジメントシステムの共通プラットフォーム開発と、それをベースとした製品開発に関して協業することを発表した。

 これまで、NECは「ActiveKnowledge」、NTTデータナレッジは「Knowledgeserver」といったナレッジマネジメント製品を個別に開発、提供してきた。

 今回の協業に基づき3社は、それぞれのノウハウを持ち寄ってナレッジマネジメントの共通プラットフォームを開発。これをベースとすることで、ナレッジマネジメント製品の開発に要するコストと期間の短縮を目指す。具体的には、これまで1年程度かかっていた開発期間を4カ月程度に、また製品価格を1000万円から500万円程度に抑えることを狙い、ひいてはナレッジマネジメント製品拡充と市場拡大を目指す。

 成果の第一弾として9月2日より、NECネクサソリューションズから、提案書や顧客情報の整理/統合を実現する「ナレッジポケット」を発売する。いわゆる文書管理/検索機能に加え、ナレッジマップやフィードバック管理、運用管理機能の機能充実を図っている点が特徴という。

 3社はほかにも、共通プラットフォームをベースとしたナレッジマネジメント製品のラインナップを拡大していく予定だ。NECでは共通プラットフォームで利用できるナレッジマネジメント開発キット「CERVELLO」を、またNTTデータナレッジはKnowledgeserverのJava版を開発し、提供していく計画。また、3社以外にも共通プラットフォーム上での開発を広く呼びかけ、今後3年間で30製品の提供を目指すという。

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