NTTコムウェア、管理サーバの冗長化も可能な指紋認証システムの新版

NTTコムウェアは8月25日より、管理サーバの冗長化などに対応した企業向け指紋認証システムの新バージョン「e-UBF Ver.2.0」の販売を開始する。

» 2005年08月24日 21時22分 公開
[ITmedia]

 NTTコムウェアは8月25日より、企業向け指紋認証システムの新バージョン「e-UBF Ver.2.0」の販売を開始する。

 e-UBF Ver.2.0は、PCに接続する指紋センサーユニットと指紋管理サーバ、端末へのログインを指紋認証に置き換える「e-UBF ID マネージャ」と開発キットから構成される認証システム。照合に指紋そのもののデータを用いるのではなく、表面の凹凸断面を数値化して確認する「周波数解析方式」を採用することにより、高速かつ高い精度で本人認証を行える点が特徴だ。

 新バージョンでは指紋認証率をさらに高め、指紋センサーで指を斜めになぞった場合でも高い確率で認証を行えるようにした。

 また管理サーバについては冗長構成に対応し、認証システム全体の信頼性、安定性向上を図ったほか、対象範囲や権限を限定した部門内管理者を設置できる「管理権限委任」やオフライン状態でもログオンに関するログを収集、転送できる「オフラインログオン」などの機能が追加されている。

 なおNTTコムウェアは、これに先立つ8月1日より「e-UBF Small Office Kit プラス」の販売を開始しているが、同キットについてもe-UBF Ver.2.0を同梱して出荷するという。

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