ネクステック、軽量三次元CAD技術を提供するラティスと協業

» 2005年08月25日 16時54分 公開
[ITmedia]

 ネクステックは8月25日、三次元CAD(3D-CAD)表現技術「XVL」を提供するラティス・テクノロジーと技術および営業面で協業することを明らかにした。

 同社のPLM(Product Lifecycle Management)パッケージである「SpeedPLMware.」がラティスの軽量三次元CAD(3D-CAD)表現技術「XVL」を採用し、製造業の設計領域と後工程との連携を実現するサービスを提供する。これにより、CADとBOMの連携、CADの属性データモデリング、目的別BOM上CAD参照などの技術を、自動車や精密機械、家電分野に普及させるたいとしている。

 一般に、製造業者が製品の市場投入までにかかる時間を短縮するためには、製造にいたる前の上流段階、 開発/設計工程で、さまざまなシミュレーションを行い、最適な製品仕様を作りこむことが求められる。そこで、3次元CADを用いた設計と、設計段階で生成された部品の属性データを持ち寄り、形状、 コスト、品質、重量、環境規制物質含有などについて検討を行うことで、効率的かつ短いリードタイムで競争力のある製品を投入することができる。

 そこで、ネクステックは、ラティスのXVL技術を活用し、CADが持つ属性データ(構成部品、コスト、品質、重量、強度、環境規制物質含有量、形状など)をXVLを介してSpeedPLMware.に継承し、すばやく設計部品表(E-BOM)を構築できるようにした。

 また、CADの属性データを後工程の他部門に継承する方法を、データモデリング手法「NEXMODELER」の1メニューとして開発することで、他部門、他企業、多パターンで活用できるCADデータ運用が可能になるとしている。

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