IBM、自動車業界向けの情報管理ソフト「Quality Insight」発表

IBMは自動車業界向けに、データベースの情報を分析・活用するソフトを発表した。

» 2005年08月31日 08時21分 公開
[ITmedia]

 米IBMは8月30日、自動車メーカーが自社製品に関するデータを各種情報源から収集して分析できる新ソフト「Quality Insight Solution」を発表した。

 Quality Insightは、DB2 Content Manager、DB2 Data Warehouse EditionなどIBMの情報管理技術を利用し、WebSphere Portalミドルウェアと組み合わせた製品。各種の情報源から集めた情報をデータベース化して検索できるようにする。

 自動車の保証請求、メンテナンス記録、コールセンターのログ、修理請求、オンラインチャットやブログは、自動車メーカーにとって有用な情報でありながらこれまで活用されていなかったとIBMは指摘。Quality Insightではこうした情報を活用して、現在よりも迅速に問題を検知・回避することができるとしている。

 既存のデータベースと併用すれば、メーカーは自社の自動車の性能予想を強化することが可能。例えばどの部品が最も故障しやすいかといった傾向が把握できれば、予想外の問題が生じるのを回避でき、修理の回数も減る可能性があるとIBMは説明している。

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