SAPジャパンのエンスリン新社長、協業強化などを軸とする成長戦略発表

SAPジャパンの新社長が都内のホテルで初めてとなる記者会見を行い、ESAによるリーダーシップを確立するほか、中堅および中小市場でのマーケットシェア拡大する戦略目標を明らかにした。

» 2005年09月12日 13時43分 公開
[ITmedia]

 8月からSAPジャパンの社長に就任していたロバート・エンスリン氏が都内のホテルで初めてとなる記者会見を行い、ESA(エンタープライズ・サービス・アーキテクチャー)によるリーダーシップを確立するほか、中堅および中小市場でのマーケットシェア拡大することを戦略目標に掲げた。

 1992年のSAPジャパン設立以来、同社は1300社を超す顧客企業を獲得し、またパートナーとの関係も構築してきたが、新たな戦略目標の下、2010年には現在のビジネスを2倍にまで拡大したいとしている。

 エンスリン氏は、ESAや中堅および中小市場への取り組みを進めるにあたり、顧客価値の向上、ビジネスパートナーとの協業強化、従業員の重視、技術革新の促進を注力すべき4つの分野として挙げ、一層強化していくとした。

 ビジネスパートナーとの協業では、「2006年には3倍」という具体的な数値目標を掲げ、パートナー関連ビジネスの急拡大を狙う。特に中堅および中小市場を対象にした新規パートナーの開拓を推進するほか、既存パートナーとの技術面、販売面における連携強化も図るとしている。また、SAPグローバルの新しいパートナープログラムを日本でも統一展開するという。

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