イー・ポスト、独自クラスタリング技術で止まらないメールサーバを実現

イー・ポストは、独自のクラスタリング技術を実装することで可用性の向上を図ったメールサーバ「E-Post Mail Server シリーズ」の販売を開始した。

» 2005年09月12日 19時44分 公開
[ITmedia]

 イー・ポストは9月上旬より、独自のクラスタリング技術を実装することで可用性の向上を図ったメールサーバ「E-Post Mail Server シリーズ」の販売を開始した。

 E-Post Mail Server シリーズは、1つのハードディスクを2台以上のメールサーバで共有する形で構成される。独自のクラスタリング技術を採用することで、どれか1台のサーバに障害が発生したとしても、別のメールが送受信処理を継続することにより、メールサービスのダウンタイムを最小化する仕組みだ。メールボックスの拡張をはじめとするメンテナンス作業も、サービスを停止させずに実現できる。さらに、大量にメールを送受信する際の負荷分散にも利用可能だ。

 特徴は、独自のクラスタリング技術を活用することで、RAIDなど専用ハードウェアや専用ソフトウェアを組み合わせる場合に比べ、低コストでメールシステムの冗長化を実現できることだ。製品にはWebブラウザベースの管理インタフェースが付属するほか、ログ解析機能やメーリングリスト機能なども備える。

 製品には、「スタンダード版」と、ウイルス対策機能がついた「エンタープライズ版」の2種類がある。価格は、50ユーザー版の場合、それぞれ12万円、24万円。Windows 2000/XP/Windows Server 2003で動作し、POP3やSMTP、IMAP4および各方式のSSL版に対応している。

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