P2Pサーバレスアプリの開発に向け、マクニカとISRが提携

マクニカネットワークスは、仏Popular TelephonyのP2P技術を活用したサーバレスシステムの開発に向け、インターナショナルシステムリサーチと提携を結んだ。

» 2005年09月14日 16時54分 公開
[ITmedia]

 マクニカネットワークスは9月14日、P2P技術を活用したサーバレスシステムの開発に向け、インターナショナルシステムリサーチ(ISR)と提携を結んだ。

 マクニカネットワークスでは、フランスのPopular Telephonyの代理店として、サーバレス環境を実現するためのミドルウェアソフトの販売を行っている。このミドルウェアは、従来のクライアント/サーバ型のアーキテクチャに代わり、中心となるサーバを持たず各端末がデータを分散保持する「Pure-P2P」型のネットワークを構成するもの。ネットワーク上のボトルネックをなくし、システム全体に冗長性/信頼性を持たせられることが特徴だ。

 IPテレフォニーやインスタントメッセージング、ストレージといったアプリケーションへの適用が可能なほか、テレビ/Web会議やネットワーク対戦ゲームへの対応が予定されている。また「Admin Console」ツールを使用して、ユーザー管理や通信ログの取得を行うこともできる。

 今回の提携にともないISRは、Popular Telephonyのミドルウェアを活用し、PCや携帯電話、PDA向けのサーバレス製品/アプリケーションを開発する。また、販売やプロモーション活動においても相互協力していく計画だ。

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