サイボウズ、「サイボウズ ガルーン 2」無償ダウンロード開始

サイボウズは2005年6月に販売を開始した大規模向けポータル型グループウエア「サイボウズ ガルーン 2」の無償ダウンロードを開始した。

» 2005年09月21日 01時55分 公開
[ITmedia]

 サイボウズは9月20日、2005年6月に販売を開始した大規模向けポータル型グループウエア「サイボウズ ガルーン 2」の無償ダウンロードを開始した。Windows/Linux/Solaris版が用意され、60日間無償で試用可能。

 同社の製品群については、これまでも試用することはできた。しかし、前バージョンの「サイボウズ ガルーン 1」では、データを蓄積する「ワークグループシステム」とそれらを管理する「集中管理システム」の2つを設定する必要があるため導入の際に一定の知識が求められていた。このため販売店のサポートが必要となっており、敷居の高さが指摘されていた。

 ところが「サイボウズ ガルーン 2」では独自で開発した新フレームワーク「CyDE2」を採用したことで、システムの単体構成が可能になり、設定なども大変シンプルなものとなった。このため、個人で自由にデモ環境を構築可能となったと同社は判断、今回ダウンロードによる提供形態を開始した。

 サイボウズによると、ガルーン 2からオープンソースを採用したこともあり、Linuxでシステムを構築しているユーザーからの引き合いが増えてきているという。今回、Linux/Solaris版ではbinファイルが提供されており、これを実行するとコマンドラインでインストーラが起動する。インストール後、各種ファイルは/usr/local/cybozu以下にデフォルトでは配置されようになっていた。専用の削除スクリプトも用意されているため、すでにMySQLなどが導入されている環境でも大きな影響はなさそうだ。

 合わせて今回、同社は「サイボウズ ガルーン 2」のモバイルオプション製品「サイボウズ ガルーン 2 ケータイ」と「サイボウズ ガルーン 2 シンクpowered by Intellisync」(Windows版のみ)の発売を開始、こちらもダウンロードして試用可能。

 そのほか、中小規模向けグループウエア「サイボウズ Office 6」を大規模環境で利用しているユーザーの乗り換えを狙い、データコンバーター「サイボウズ ガルーン 2 データコンバーター for Office 6」も無償で提供される。

 サイボウズでは今回の施策により「サイボウズ ガルーン 2」本体が毎月4000件以上ダウンロードされることを目標としている。

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