Intel、65ナノプロセスで超低消費電力を実現

Intelはモバイルデバイスや小型電子機器に威力を発揮する65ナノメートルロジックの超低消費電力製造プロセスを発表した。

» 2005年09月21日 13時25分 公開
[ITmedia]

 Intelは9月20日、超低消費電力を実現する65ナノメートルロジック製造プロセスを開発したと発表した。同社によれば、この新プロセスはモバイルデバイスや小型電子機器に威力を発揮するという。

 Intelは65ナノメートルプロセスを既に発表しているが、主力は90ナノメートルプロセス。超低消費電力がサポートされることにより、バッテリー動作する製品で集積度、パフォーマンス、電力効率などを向上させることが可能となる。

 この技術ではトランジスタに幾つかの大きな変更を施しており、3種類の電流リークを防止する対策を施し、低消費電力につなげている。

 Intelのプロセスアーキテクチャ&インテグレーション担当上級フェロー兼ディレクターであるマーク・ボー氏は「標準プロセスよりもトランジスタの電力リークがおよそ1000分の1に減少した」と説明している。

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