「来年、低価格ノートブックの価格帯がさらに縮小するのを目の当たりにする。そして、ノートブックの低価格化によって多くの人が移行するだろう。デュアルコアは、ミッドレンジやハイエンドのモデルに性能向上をもたらし、それらはデスクトップの市場に食い込むだろう。ユーザーは性能上の恩恵を受け、われわれにとっては市場シェアを奪い取るチャンスとなる」とGatewayのマクドナルド氏。
一方、Apple Computerはさらに新しい顧客らをその構成に加えるかもしれない。アナリストらは、カリフォルニア州パロアルトの同社がIntelのハードウェア分野に参入すべく、Yonahを採用するだろうとみている。同社は、2006年にPowerPCからIntelプロセッサへ切り替える計画を発表している。このため、アナリストらは、新しいPowerBookやiBookにはYonahが採用されるだろうと話す。
ノートブック向けデュアルコアチップの市場投入ではリードしているかにみえるが、同分野でも競争が待ち構えている。
Intelのライバル、Advanced Micro Devices(AMD)は、2006年前半に登場するノートブック向けデュアルコアチップ、「Turion」で対抗する。AMDの計画に詳しい情報筋によれば、同チップは上半期の後半、恐らく5月に投入されるという。
デュアルコアのTurionチップは、デュアルコアのOpteronやAthlon 64 X2で使われているのと同じ回路がベースとなる。このことは、Turionが64ビットアプリケーションを稼動できることを意味する。これに対して、Yonahは32ビットに限定されている。
新しいTurionには、AMDの仮想化技術である「Pacifica」をはじめ、新しい機能も盛り込まれると話すのは、AMDのモバイル部門でマーケティングマネジャーを務めるバール・マーオニー氏。
しかし、彼はTurionのデザインや出荷日についてさらに詳細な情報を話すのは控えた。
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