SPARC版や他社UNIXからx86 Solarisへの移植を、サンがISV/IHV支援プログラム

サン・マイクロシステムズは、x86版Solaris OSの普及促進を目的としたISV/IHV支援プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」を開始する。

» 2005年09月26日 20時42分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは10月1日より、x86アーキテクチャをベースとしたSolaris OSの普及促進を目的に、独立系ソフトウェアベンダー/ハードウェアベンダー(ISV/IHV)を対象にした開発支援プログラム「Solaris 10 Moves Ahead」を開始する。

 サンは9月16日に、x86アーキテクチャをベースとしたAMD Opteron搭載サーバ「Sun Fire X4100」「Sun Fire X4200」、および「Sun Fire X2100」と、タワー型ワークステーション「Sun Ultra 20 Workstation」を発表している。今回の開発支援プログラムは、これらのプラットフォームを強化し、Solaris 10の普及をさらに促進することが目的だ。

 Solaris 10 Moves Aheadプログラムの対象は、同社が運営している会員制開発者支援プログラム「Sun Developer Connection」(SDC)の法人会員企業のうち、一定の資格条件を満たすISV/IHVパートナー。対象企業には、Opteronプロセッサを搭載した「Sun Fire V20z」を1社当たり2台まで(1事業所当たり1台)提供し、Solaris 10 x86対応のソフトウェア/ハードウェアの開発を支援する。

 サンの狙いは、このプログラムを通じて、SPARC版SolarisやWindows、Linux、他のUNIX OSに対応したハードウェア/ソフトウェアのSolaris 10 x86プラットフォーム版への移植を促進すること。参加企業には、2006年3月31日までに当該製品をSolaris 10 x86版にポーティングし、国内市場に提供することが条件となる。

 Solaris 10 Moves Aheadプログラムの申し込み期間は10月1日から12月31日まで。Sun Fire V20zの無償貸し出しは最大100社までとなる。

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