日本SGIは、愛知県立大学情報科学部にコンテンツ管理ソリューションを核にした次世代型教育システムを納入したことを明らかにした。
日本SGIは9月28日、愛知県立大学情報科学部に、CGや映像編集などを行う情報処理専門教育を行うための次世代型教育システムを納入したことを明らかにした。同システムはレイアウトを含めて総合的に設計されたもので、この9月から本格稼働を開始している。
同システムは、日本SGIが提供するデジタルコンテンツアーカイブシステム「SGI MediaShelf SE」を核としている。SGI MediaShelf SEは、教材コンテンツ、講義映像などのデジタルコンテンツを一元的に管理するためのシステムで、制作されたコンテンツを蓄積し、音声や映像など各種のメディア処理を行える学習環境を実現するもの。
同学部ではこれまで、日本SGIのグラフィックス・ワークステーション「Silicon Graphics O2」を導入し、各学生が使用する形で情報処理教育を行っていた。対面学習形式でプログラミング手法などを学ぶだけであればともかく、総合的なマルチメディアに取り組むには難しいと判断、「学生が集う」というコンセプトの元で新システムの構築を目指すこととなった。
今回、次世代型教育システムが納入された「演習室1」」は、「クリエーション・スペース」「ディスカッション・スペース」「シアター・スペース」の3つで構成される。
そのほか、同システムをサポートするハードウェアとして、日本SGIの「SGIAltix 350(12CPU)」「SGI Onyx350(2パイプ)」「SGITP 9100」のほか、共有ファイルシステム「SGI CXFS」が導入されている。
同学部は、今回の次世代型教育システムによって制作、蓄積されたMediaShelf SEに蓄積、さらにこうしたシステムによってストリーミング配信することで3DCGを核としたe-Learningシステムを構築していく計画。
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