SPSS、IBM iSeries向けBIツールをバージョンアップ

エス・ピー・エス・エスは、IBM eServer iSeriesで動作するビジネスインテリジェンスソフト「SPSS ShowCase Suite 7.0」の出荷を開始した。

» 2005年09月28日 19時55分 公開
[ITmedia]

 エス・ピー・エス・エスは9月28日より、IBM eServer iSeries(AS/400)で動作するビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェア「SPSS ShowCase Suite 7.0」の出荷を開始した。

 SPSS ShowCase Suiteは、多次元分析やデータマイニングを行うためのソフトウェア。多次元データベースの「ShowCase Essbase」、Webブラウザからさまざまなレポートを閲覧できるようにする「ShowCase Analyzer」および全社的にレポートを配布するためのツールである「ShowCase Enterprise Reporting」といったコンポーネントから構成されている。

 新バージョンでは、データ処理の大幅な高速化を実現し、より短時間でトレンドを特定し、迅速な意思決定を支援できるようにした。特にShowCase Essbaseでは、ブロックストレージと集約ストレージを使い分けるという新しい手法により、一般的なOLAPツールに比べ、データの読み込み/計算は25倍、クエリへの反応は最大で100倍に高速化されたという。

 また、同社が「Predictive Analytics」というコンセプトの元展開している他のアプリケーション群との連携も強化されるという。

 SPSS ShowCase Suite 7.0の価格は、ShowCase Essbaseが360万円、ShowCase Analyzerは290万円、ShowCase Enterprise Reportingは415万円。財務分野はもちろん、マーチャンダイジングや製造など幅広い市場向けに販売し、年間で50サイトへの導入を見込む。

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