「デュアルコアでもCPU 1個分」、BEAがライセンス体系を変更

日本BEAシステムズは10月1日より、デュアルコアCPUについてもシングルコアCPUの価格を適用する形へとライセンス価格を改定する。

» 2005年09月29日 20時21分 公開
[ITmedia]

 日本BEAシステムズは9月29日、マルチコアCPUに関するライセンス価格の改定を発表した。

 同社はこれまで、デュアルコアCPUについては、ライセンスに約25%の割り増し価格を加える方式を取っていた。これに対し10月1日から開始される新体系では、デュアルコアCPUについてもシングルコアCPUの価格を適用する。

 この新方式は、Webアプリケーションサーバ「BEA WebLogic」をはじめとする同社のソフトウェア製品すべてについて適用される。対象となるCPUは、デュアルコアのPentium、Itanium2やXeon。今回のライセンス改訂は、インテルのデュアルコア戦略に対する支持を表明するものでもある。

 なおデュアルコア/マルチコアCPUの向けライセンスについて、ソフトウェアベンダーの姿勢は分かれている(関連記事)。MicrsoftがマルチコアCPUを1個のプロセッサとしてライセンス料を課す方針を示したのに対し、OracleはプロセッサコアをCPU 0.75個分とカウントする方式を表明している。

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