最近はWebアプリケーションが主流になりつつあるが、デザインとロジックの分離が徹底できるJava用のGUIツールキットを紹介する。
最近はWebアプリケーションが主流になりつつあるが、多少込み入ったソフトウェアになるとやはりGUIアプリケーションに軍配が上がる。
開発側からするとどうだろう、GUIはどうもコンポーネントの配置が面倒な気がしてならない。HTMLのほうが描画は楽だと思う。どちらの良さも引き継ぎつつ開発できないだろうか。
ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはThinlet、Java用のGUIツールキットだ。
ThinletはXMLで画面構成を定義する。メニューやタブ、スライダーなどがテキストエディタから簡単に定義できる。後はHTMLやCSSのような名前で定義されている属性を付加するだけでよい。
また、各コンポーネントに対してアクションが指定でき、それがJava側のメソッドを呼び出せる。this.value、this.text、this.selectedなどを引数にすれば、プログラム側で容易に利用できる。
動作も軽量で、使い勝手良く感じられた。何よりもデザインとロジックの分離が徹底できる点がお勧めだ。JavaのGUIアプリケーションを作られている方は検討してみて欲しい。
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