日立ソフトが負荷テストツールの新版、Webアプリのボトルネック早期発見も支援

日立ソフトウェアエンジニアリングは、ボトルネックの原因分析機能を強化したWebアプリケーション負荷テストツール「Assam WebBench」の新バージョンを発表した。

» 2005年10月12日 18時53分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリングは10月12日、Webアプリケーション負荷テストツール「Assam WebBench」の新バージョンを発表した。

 Assam WebBenchは、擬似アクセスによってWebシステムのレスポンスを計測し、サービスレベルを満たすことができるかどうかを検査できる負荷テストツールだ。GUI上で負荷テストのシナリオを作成し、それに沿ってテストを実施することもできる。

 新バージョンの「Assam WebBench Version 9.0 Enterprise Edition」では、新たにボトルネックの原因を切り分け、根本的な原因の発見を支援する機能が追加された。Wily TechnologyのJ2EEアプリケーション向け性能管理ツール「Introscope」を連携させることによって、複雑なWebアプリケーションのうちどこがボトルネックになっているかを早期に発見し、分析することが可能になるという。

 また、環境設定値を自動的に変更しながらテストを実施できる機能も加わった。環境変化にともなう性能変化を検証することにより、最適なWebアプリケーション設定を検証し、パフォーマンスチューニングを支援することができる。

 ほかにも、負荷テストのバッチ実行機能やテスト結果をグラフ化して出力する機能などがサポートされた。

 Assam WebBench Version 9.0 Enterprise Editionの価格は262万5000円。日立ソフトでは10月13日より出荷を開始し、年間100ライセンスの販売を見込むという。

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