沖電気とリアルコム、災害発生時の意思疎通と情報共有を支援するシステム

沖電気工業とリアルコムは、自然災害や機器障害などが発生した際の復旧活動を支援する「レスキュー・コラボレーション」システムを共同で開発した。

» 2005年10月18日 22時07分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業とリアルコムは10月18日、自然災害や機器障害など、不測の事態が発生した際の復旧活動を支援する「レスキュー・コラボレーション」システムを共同で開発した。

 レスキュー・コラボレーションは、地震などの自然災害や機器障害が発生した場合に情報共有やコミュニケーション手段を提供し、迅速かつ効率的な復旧活動を支援することを目的としたシステムだ。必要な情報の収集と伝達、復旧要員の派遣といった対応に際し、担当者同士の意思疎通を支援する。コミュニケーションの履歴を蓄積することで、その後の減災対策や防災マニュアルにフィードバックすることも可能という。

 同システムは、リアルコムが提供するナレッジマネジメントソフト「REALCOM KnowledgeMarket」に、IP電話やインスタントメッセンジャー、チャット、Web会議などさまざまなリアルタイムコラボレーション機能を提供する沖電気のアプリケーションサーバ「SipAs on WebLogic」を組み合わせることにより実現されている。復旧活動に必要となる情報を提供するサービスポータル機能も含まれている。

 価格は基本モデルが1800万円から。2006年4月より出荷を開始し、官公庁や自治体を中心に、同年中に20セットの販売を見込んでいる。

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