段階的なIP電話導入を可能に、NECがVoIPサーバの新製品

NECは10月21日より、既存PBXとの連携機能を強化したVoIPサーバ「UNIVERGE iExpress5800/LiteII」の販売を開始した。

» 2005年10月21日 15時54分 公開
[ITmedia]

 NECは10月21日より、ファイル/プリンタサーバやグループウェアサーバとして利用できるだけでなくVoIP機能も備えた「iExpress5800」シリーズの新モデル「UNIVERGE iExpress5800/LiteII」の販売を開始した。

 UNIVERGE iExpress5800/LiteIIは、ユーザー規模100名以下の中小規模オフィスやSOHO、部門単位での導入を想定したIP電話機能付きサーバ。Windows Server 2003をベースとしたさまざまなアプリケーションを利用できるほか、SIP対応のVoIPサーバ機能も備えている。

 新モデルでは特に、アナログ回線用ゲートウェイ装置やOD回線用ゲートウェイ装置との接続機能が搭載され、既存のPBXと連携機能できるようになった。これにより、一気にすべてをIP電話化するのではなく、部門単位で段階的にIP電話システムを導入できるという。

 また、IP電話と業務システムを連携させるミドルウェア「VCOLLABONET for SV7000」も搭載した。これを活用すれば、グループウェア「StarOffice」のアドレス帳から名前をクリックするだけで電話をかけられるなど、効率的なコミュニケーションが可能になるという。さらに、オプションとして提供される「UNIVERGE FOMA 連携ソリューション」を組み合わせ、FOMA/無線LANデュアル端末から業務アプリケーションにアクセスすることも可能だ。

 UNIVERGE iExpress5800/LiteIIの価格は、アナログ7回線ゲートウェイパックが43万7000円から、INS64回線ゲートウェイパックは39万8000円から。いずれも11月1日より出荷が開始される。

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