OKINET、米DiskSites製品を活用した「WAFSソリューション」を提供

沖電気ネットワークインテグレーションは、WAN越しのファイルサーバへのアクセスを高速化する「WAFSソリューション」の販売を開始した。

» 2005年10月24日 23時02分 公開
[ITmedia]

 沖電気ネットワークインテグレーション(OKINET)は10月24日、WAN越しのファイルサーバへのアクセスを高速化する「WAFSソリューション」の販売を開始した。

 LAN環境を前提として開発されたCIFSやNFSといったファイル共有用のプロトコルは、数多くの問い合わせ/応答を行うため、WAN経由で利用すると極端にパフォーマンスが低下する。WAFS(Wide Area File Service)とは、そうした問題をプロトコル変換やキャッシュ、差分転送などの技術を活用して解決するための製品だ。

 OKINETが提供するWAFSソリューションでは、マクニカネットワークスが代理店となっている米DiskSitesのWAFS製品を活用している。OKINETでは、DiskSitesのWAFSソフトウェアを搭載した支社/地方拠点向けのアプライアンス製品「RASEシリーズ」を開発。DiskSitesが提供している本社/データセンター向けのアプライアンス製品「BranchPort」と組み合わせて提供し、WAN経由のファイルアクセス速度を10倍に高速化するという。

 特徴は、完全同期技術によって、センター側に集約されたサーバ内のファイルの整合性を確保していること。また、パススルー機能の搭載により、既存の認証システムやネットワーク設計に手を加えることなく特徴できる点もメリットという。

 OKINETではWAFSソリューションによって、ファイルサーバのレスポンスを落とすことなくサーバを本社側に集約し、運用コストの削減とセキュリティ向上を実現できるとしている。価格は、センター側装置一式が368万1300円から、拠点側装置は156万4500円から。同社では年間100セットの販売を見込んでいるという。

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