中堅向けサーバ市場は各社が団子レース、抜け出すためのキーワードはWindows NT ?チャネル再考の必要も(1/3 ページ)

調査に回答した中堅企業の半数強である53.1%が、サーバ導入を検討/計画/考慮している。だがメーカー別に見ると、かつてほどブランドにかかわらないシェア状況だ。今後の打開策を探る。

» 2005年10月28日 08時17分 公開
[伊嶋 謙二,ITmedia]

  伊嶋 謙二(ノーク・リサーチ代表)

 今回取り上げるのは、中堅企業のサーバ導入計画である。回答した中堅企業の半数強である53.1%が、サーバ導入を検討/計画/考慮している。現行システムの問題解消、サーバ変更と同時にOSをアップグレードすることが、その主たる要因として存在する。

 導入予定のサーバメーカーについては、上位メーカーの団子状態となっている。以下で紹介していきたい。

半数強はサーバの導入を意識、大半は半年から1年以内の導入を見込んでいる

 サーバの今後の導入予定では、「具体的に導入の検討/計画している」「具体的ではないが検討/考慮している」を合わせると、年商30億円以上100億円未満の中堅企業では53.1%だ。半数強は導入意欲があることが分かる。

 100億円以上では6割に達する勢い、一方、30億円未満でも4割を超えてきている。それ以前の2年間は、「導入検討、計画あり」が半数を下回っていた。少しずつではあるが、導入意欲は上向きの傾向を示し始めているといえよう。(図1)

図1.サーバの今後の導入計画

 そして、図はないが、中堅企業は「半年以内」が35.7%、「1年以内」が32.1%と合わせて7割近くが「1年以内」と現実味を帯びたサーバの導入を計画している。

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