Microsoft、PC需要堅調で増収増益

Microsoftの7〜9月期決算は、売上高が97億4000万ドル、純利益は31億4000万ドルで増収増益となった。RealNetworksへの和解金7億6100万ドルはこの期に計上されている。

» 2005年10月28日 08時25分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが10月27日発表した同社第1四半期(7〜9月期)決算は、売上高が前年同期比6%増の97億4000万ドル、純利益は31億4000万ドル(1株当たり29セント)となった。主力のプラットフォームソフトへの堅調な需要と、PCおよびサーバ出荷の伸びが貢献する形で売り上げと営業利益が増加した。

 Microsoftは10月、RealNetworksに7億6100万ドルを支払う内容で和解を発表しており、7〜9月期決算にこの経費として1株当たり2セントを計上した。前年同期の純利益は25億3000万ドル(同23セント)で、これにはNovellとの和解金(1株当たり3セントに相当)が含まれていた。

 サーバ/ツール事業はSQL Server、Exchange Server、Windows Serverの堅調な伸びに支えられて前年同期比2けた台の増収。特にSQL Serverが15%増と大きく伸びた。モバイル/組み込みデバイス部門はWindows Mobileソフトの採用拡大を受けて50%以上の増収となっている。

 10〜12月期はXbox 360、SQL Server 2005、Visual Studio 2005といった新製品の投入を控え、売上高は119億〜12億ドル、1株利益は32〜33セントを予想。2006年6月までの通期では、売上高が437億〜445億ドル、1株利益は1.26〜1.30セントを予想している。

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