インテック、「SAP CRM 4.0」と「CTstage 4i」の連携を実現するアダプタソフトを提供

インテックとSAPジャパン、沖電気工業はコンタクトセンターシステムの販売に関して協業。「SAP CRM 4.0」と「CTstage 4i」の連携アダプタを開発し、提供する。

» 2005年10月31日 19時54分 公開
[ITmedia]

 インテックとSAPジャパン、沖電気工業は10月31日、コンタクトセンターシステムの販売に関して協業することを発表した。

 SAPジャパンでは、テレマーケティングやテレセールスといった業務を支援CRMシステム「SAP CRM 4.0」を、また沖電気はUnPBXやSIP対応のソフトスイッチとの連携も可能なIPコンタクトセンターシステム「CTstage 4i」を提供してきた。

 今回の協業にともないインテックでは、両製品を連携させるアダプタソフトウェア「INTEC CTI Adapter for CTstage and SAP CRM」を開発し、販売を開始する。これにより、着信と同時に顧客のコンタクト履歴を表示して最新の営業情報を確認したり、問い合わせ内容の分析を行うなど、CTIと業務アプリケーションを連動させることが可能になる。

 このアダプタは、SAP CRM 4.0のうちコンタクトセンター機能を担う「SAP CRM4.0インタラクションセンター」とCTstage 4iの間でプロトコル変換を行い、両製品の連携を実現。一から連携システムを構築する場合に比べ、短期間で高品質なシステムを構築できるという。

 また、テレフォニー機能の制御はWebアプリケーションサーバ側で行われ、オペレータの端末にCTIソフトを導入する必要がなくなるため、管理者の負荷を軽減できる点もメリットという。

 INTEC CTI Adapter for CTstage and SAP CRMのライセンス価格は600万円。システム導入はインテックが担当し、今後1年間で10セットの販売を目指す。また3社共同のプロモーション活動も展開する。

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