トランスコスモスは、帳票や申込書類の設計や製作、コンテンツ管理やWebとの連携などを一元的に代行する「フォームマネジメントサービス」の提供を開始した。
トランスコスモスは11月1日より、個人向けに大量の帳票類や申込書類を発行する企業を対象に「フォームマネジメントサービス」の提供を開始した。文書のデザイン/フォーマットの設計からデジタルデータの製作、コンテンツ管理、Webとの連携にいたるまで、帳票作成に関するさまざまな作業を一元的に代行する。
このサービスでは、顧客企業に帳票/申込書類の設計や製作、進捗管理などを行う専門スタッフを常駐させることで、企業ごとに異なるニーズに対応する。1社につき、顧客に対する窓口となり進捗状況の管理を行う「DTPマスター」とその補佐役となる「ディレクトリマネジャー」のほかDTPエンジニアなど、1〜10名程度のスタッフがニーズに応じて割り振られる。
まず企業が用いるさまざまな帳票/申込書類をいったん分析し、テンプレート化や共有できる部品を抽出した上で設計やデザインを進めるため、データの標準化と製作作業の効率化、コンテンツの一元管理が可能になる。各部署がそれぞれ印刷会社に発注する場合に比べ、コスト削減も実現できるという。
さらに、書類のデザインや設計だけでなく、顧客データを収納するデータベースシステムやWebサイトとの連携、コンテンツ管理にまつわる提案やサポートまでも支援していく。
トランスコスモスでは、金融機関や通信事業者、通販/流通業など、大量の申し込み書類を活用してビジネスを展開している企業を対象に同サービスを提供。初年度で5社、約2億円の売り上げを目指す。
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