CA、Ingres部門を売却し独立企業に

CAはエンタープライズ向けデータベース部門のIngresを投資会社に売却し、株主として独立企業Ingres Corporationと提携していく。

» 2005年11月08日 07時50分 公開
[ITmedia]

 Computer Associates(CA)は11月8日、オープンソースのエンタープライズ向けデータベースであるIngres部門を売却すると発表した。売却先はベンチャー企業専門の投資会社であるGarnett & Helfrich Capitalで、独立企業「Ingres Corporation」が創設される。

 Garnett & Helfrich Capitalが主要株主となるが、CAも株主となり、取締役を送り込む権利を有する。CAは新会社とIngres製品の開発、マーケティングなどで協力していく計画だ。CAのジョン・A・スウェインソンCEOは「Garnett & Helfrichとの提携により、CAのソリューションポートフォリオは一段と整理され、Ingresに専任のリソースを持たせ、将来の成功に向けてフォーカスすることが可能になる」と述べている。

 CAはIngresを1994年に取得し、2004年5月にオープンソース化することを発表した。

 新会社Ingresの暫定CEO兼取締役会会長にはGarnett & Helfrich Capitalの代表取締役であるテリー・ガーネット氏が就任する。Garnett & Helfrichは2005年に入ってからシンクライアントベンダーのWyseを買収している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ