PFUは、PDFファイル形式での出力などに対応した帳票ソフトウェアの新バージョン「BIP V7.0」の販売を開始した。
PFUは11月8日より、ビジネス分野向けの帳票ソフトウェアの新バージョン「BIP V7.0」の販売を開始した。
BIPは販売管理や生産管理、受発注など、幅広いビジネス分野向けの帳票ソフトウェアで、これまでに累計12万ライセンスを販売している。
新バージョンでは文書の電子化を視野に入れ、紙だけでなくPDFファイル形式で帳票出力を行えるようになった。しかもこの際、128ビット暗号でファイル本体を保護するほか、パスワード設定や印刷許可などの情報を与えることで、帳票データのセキュリティを高めている。また、同じく帳票出力の1つとしてCSV形式での出力もサポートされた。
ほかに、帳票出力のためのデータを抽出するクエリ機能でサポートするデータベースが拡大され、これまでサポートしてきたMicrosoft AccessやIBM DB2、Oracleに加え、PostgreSQLの商用版である「PowerGres」が追加された。今後はさらに、SQL Server 2005やOracle Database 10g Release 2といった最新のデータベースに順次対応していく予定だ。
価格は、「BIP for Web V7.0」が24万8000円から、開発キットは20万円、ランタイムシステムは4万円から。PDF出力を実現する「BIP for Web PDF Edition V7.0」は32万8000円から。いずれも12月下旬より出荷を開始する。PFUでは今後3年間で6万ライセンスの販売を見込む。
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