分散開発環境での共同作業を支援する「Borland JBuilder」新バージョン

ボーランドは、分散した場所での共同開発を支援する機能を備えたJava統合開発環境の新バージョン「Borland JBuilder 2006 日本語版」の出荷を開始した。

» 2005年11月09日 20時35分 公開
[ITmedia]

 ボーランドは11月9日、Java統合開発環境の新バージョン「Borland JBuilder 2006 日本語版」の出荷を開始した。合わせて、アプリケーションパフォーマンス管理ツールキットの新版「Optimizeit Enterprise Suite 2006」も出荷している。

 Borland JBuilderの新バージョンでは、アウトソーシングやオフショアなど、地理的に分散した場所での共同開発作業を支援するピアツーピアコラボレーション機能が提供される。これにより、コード編集、ビジュアル設計、デバッグといった一連の開発作業を、開発者の居場所や時差に関係なく共同で実施できる。

 さらに、アプリケーションのライフサイクル全般にわたって変更/構成を管理する「Borland StarTeam」と連携させれば、プロジェクト自体をチームで共有し、より効率的に開発を進めることが可能という。

 同時に出荷されるOptimizeit Enterprise Suite 2006は、J2EEアプリケーションのパフォーマンスの問題を切り分け、修正を支援するツールだ。これをJBuilderと連携させることにより、アプリケーションの問題発見からコードの修正、コンパイル、再テストまでを迅速に行える。

 ボーランドは、JBuilder 2006により大規模な分散開発チームでもアジャイル機能を利用できるようになるとしている。価格は、「JBuilder 2006 Enterprise 日本語版」が31万5000円、「JBuilder 2006 Developer 日本語版」は5万400円。Optimizeit Enterprise Suite 2006日本語版は33万6000円。

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