EMCジャパン、ILMシステム導入前の分析から実装までを支援するサービス

EMCジャパンは、情報ライフサイクル管理に沿ったストレージシステムの導入を支援するサービス群の提供を開始した。

» 2005年11月09日 22時25分 公開
[ITmedia]

 EMCジャパンは11月9日、情報ライフサイクル管理(ILM)に沿ったストレージシステムの導入前の調査からポリシー作成、構築までを支援するサービス群の提供を開始した。サービス導入価格は100万円から。

 ILMとは、情報が生成されてから参照され、廃棄にいたる一連のサイクルにおいて、そのときどきの情報の価値に応じて適切なストレージを組み合わせ、全体としてTCO削減を図るというアプローチだ。ILM導入に当たって企業が直面する課題を解決することにより、ILMの普及、促進を支援する。

 EMCでは「ILMファイル・サーバ・アセスメント・サービス」「ILMポリシー設計サービス」および「ILMポリシー実装サービス」という3つのサービスを通じて、ILMシステムの実現を支援するという。

 ILMファイル・サーバ・アセスメント・サービスでは、顧客のファイルサーバを調査し、データの現状を分析する。本番データの現状を把握することにより、ILM導入によって得られるROIやTCOを事前に計算できるだけでなく、データ以降後のバックアップのウインドウサイズについても予測を立てることが可能だ。また、ILMポリシー設計サービスでは、アセスメント・サービスの結果を踏まえ、ポリシーとポリシーエンジンの設計を行う。最後のILMポリシー実装サービスでは、作成されたポリシーを実システムとして導入するとともに、その後のモニタリングまでを実施する。

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