ジャストシステム、サーバ機能などを含んだ法人向け「xfy」を発表

ジャストシステムは、コンポーネントの再利用を可能にするサーバ機能などを備えた法人向け統合XMLアプリケーション開発/実行環境「xfy Enterprise Solution 1.0」を発表した。

» 2005年11月16日 20時59分 公開
[ITmedia]

 ジャストシステムは11月16日、法人向けの統合XMLアプリケーション開発/実行環境「xfy Enterprise Solution 1.0」を発表した。米国で開催されている「XML 2005 Conference & Exposition」に合わせてリリースされたものだ。

 同社はちょうど1年前のXML 2004 Conferenceにおいて、モジュール構造を備えたXML文書のオーサリング機能や表示機能を提供する統合XMLアプリケーション開発/実行環境として「xfy」をプレビューしていた。10月31日には「xfy Basic Edition 1.0」が正式リリースされている(関連記事)

 ジャストシステムはまた、9月下旬に行われたOracle OpenWorldにおいて、エンドユーザーへのコンポーネント配信の仕組みなどを追加した企業向けソリューションの開発意向表明も行っていた。

 今回リリースされたxfy Enterprise Solution 1.0はこの計画に沿ったものだ。xfy Client Runtimeを中心に、既存のXMLスキーマやXSLTなどからxfyコンポーネントを自動生成する「xfy View Generator 1.0」、リッチなユーザー画面を対話式で開発できる「xfy View Designer 1.0」、開発者向けの「xfy Developer's Toolkit 1.0」が含まれている。また、企業内でのコンポーネントの再利用を可能にするサーバ機能「xfy Server 1.0」も搭載された。

 ジャストシステムでは、xfy Enterprise Solution 1.0とXMデータベースが連携することにより、よりフレキシブルでユーザーフレンドリーなデータベースアプリケーションが実現できるとし、今後、各社XMLデータベースとの連携強化を図っていく方針だ。

 xfy Enterprise Solution 1.0の米国での価格は、クライアントライセンスが50ドル、サーバライセンスは1プロセッサ当たり3000ドル。2006年6月より出荷される予定だ。

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