日立、ミッドレンジのディスクアレイにNAS機能を追加

日立製作所は、ミッドレンジのディスクアレイサブシステム「SANRISE AMS」「SANRISE WMS」にNAS機能を追加する。

» 2005年11月17日 20時51分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は11月17日、ミッドレンジのディスクアレイサブシステム「SANRISE Adaptable Modular Storage(SANRISE AMS)」「SANRISE Workgroup Modular Storage(SANRISE WMS)」にNAS機能を追加することを発表した。

 SANRISE AMSはファイバチャネル(FC)およびSATAドライブに対応したミッドレンジのディスクアレイで、Disk to Diskバックアップやアーカイビングといったニーズに対応する。一方SANRISE WMSはSATAドライブ専用のディスクアレイサブシステムで、比較的小規模なシステムを対象とした製品だ。

 NAS機能を搭載した新モデルは、従来のディスクアレイとしての機能に加え、NASを活用してより高い信頼性を実現できる点が特徴だ。クラスタ機能によって無停止サービスを実現するほか、誤ってファイルやデータを削除した場合に迅速にリカバリを行えるバックアップ機能などを搭載。また、オンラインで稼動中にディスク容量を拡張できるファイル管理ソフト「NAS Manager」も利用できる。

 特にSANRISE WMSは、RAID6をサポートしており、SATAによる低コストなデータ保全と信頼性の両立を図っているという。

 価格は、最大86.9TBまで拡張可能な「SANRISE AMS500(NAS)」が1281万円から、39.7TBまで搭載できる「SANRISE AMS200(NAS)」は932万円から、41.3TBまで対応する「SANRISE WMS100(NAS)」は716万円から。いずれも11月18日から販売が開始される。

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