セガ、新資産管理システム基盤にSuperStreamを導入

» 2005年11月29日 20時47分 公開
[ITmedia]

 エス・エス・ジェイ(SSJ)は11月29日、セガが、資産管理システム再構築の一環として、SSJの統合業務パッケージであるSuperStreamを導入し、4月から稼動を開始していることを明らかにした。

 新システムに求められたのは、組織やグループ再編の中でも、資産管理の状況を迅速に把握し、全社的な資産管理施策の立案を容易にする、資産管理の基盤となるシステム。CSKシステムズが導入コンサルティングを、また、ワークフローとの連携システムを提案したCSIソリューションズがシステム構築を担当した。

 セガは、既存システムやワークフローとのスムーズな連携と、減損会計への対応機能の実装を重視した結果、2004年6月、SuperStreamを基盤とした資産管理システムの導入を決定した。セガが導入したのは、「SuperStream-FA+(固定資産・リース資産管理システム)」「SuperStream-CORE(基幹会計システム)」「SuperStream-AP+(支払管理システム)」の各モジュールとなっている。

 また、新システムでは、既存の商品管理システム、会計システム、支払管理システムと、PCなどのライセンスや、インベントリ管理などを行うIT資産管理システムを相互に連携させ、SuperStream-COREでマスターデータを管理している。この相互データ連携により、固定資産とリース資産の資産台帳、IT資産台帳を一元的に参照できるようになった。また、資産の稼動状況を台帳から検索照会し、そこから簡単にCSV形式でデータの一括取り込みができるため、柔軟な操作が可能になったとしている。

 ワークフローシステムと連携させ、物件の取得や移動、再リースの申請などを各社員が社内LAN経由で直接入力し、経理の承認後、SuperStream-FA+へと入力データが引き渡され、そこから各既存システムに自動的にデータの振り分けが行われる。

 さらに、新システムでは、固定資産、リース資産、多数の準固定資産の管理に加え、IT資産管理システムでライセンス管理などのデータを一元管理している。

 今回の資産管理システム再構築によって、資産データの一元化による資産台帳へのデータ登録早期化と、ワークフロー活用による伝票レスを実現、これにより資産状況を迅速かつ正確に管理できるようになったとしている。

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