Tina POS――販売戦略の要

最近はレジのシステムがWindows構築されていることをよく目にするようになった。しかし、カスタマイズを考えるのなら、今回紹介するソフトウェアの導入も検討に値する。

» 2005年11月30日 23時49分 公開
[中津川篤司,ITmedia]

 POSのシステム開発やそのデータ分析に興味がある。POS(Point Of Sales)の名が示すように、商いの最前線という感じがある。

 最近はレジのシステムがWindows構築されていることをよく目にするようになった。俊敏な反応が求められるPOSはWebシステムが苦手とする領域かもしれないが、クローズドなWindowsシステムでは自社向きのカスタマイズがコスト高になってしまう。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはTina POS、Java製のPOSシステムだ。

Tina POS Tina POS

 タッチスクリーンやバーコードリーダーでの操作を想定しているので、運用上はキーボードやマウスは必要ない(操作は可能)。ただし商品管理を行う際にはキーボードが必要だ。

 実運用ではレジ打ちだけが可能だ。マネージャーアカウントであれば返金処理も行える。一台であればHSQLをすれば良く、データベースを別サーバにすれば複数台での本格的なPOSシステムも構築できる。

 POSシステムがオープンソースであれば、自社向きの分析や、ほかのシステムとの連携も行いやすい。これからPOSを導入しようと考えているのであれば、候補に挙げても良いだろう。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

content on this article is licensed under a Creative Commons License.

注目のテーマ