アズジェントがISMS構築/運用支援ツールをバージョンアップ、リスク評価機能を強化

アズジェントは、リスクアセスメント機能を強化したISMS構築/運用支援ツール、「M@gicPolicyCoSMO」の新バージョンを発表した。

» 2005年12月07日 15時05分 公開
[ITmedia]

 アズジェントは12月7日、BS7799-2やISMS認証基準Ver2.0などに対応した情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の構築/運用支援ツール、「M@gicPolicyCoSMO」の新バージョンを発表した。

 個人情報保護法や日本版SOX法など、さまざまな法規制への対応を図る際に求められるインフラとして、ISMSの構築、運用が重要となってきている。M@gicPolicyCoSMOは、情報資産の洗い出しと管理、リスクアセスメント支援やセキュリティポリシーの運用状況チェックといった機能を通じて、PDCAサイクルの継続的な運用、管理を支援するツールだ。

 新バージョンのVer.2.01ではリスクアセスメント機能が強化され、業務フローに即した情報資産の洗い出しを行えるようになったほか、想定される脅威/脆弱性リストの充実と管理策推奨機能の強化が図られた。

 また、不正アクセスや情報漏えいといった情報セキュリティインシデントが発生した際の対応機能が追加された。ユーザーが何らかのセキュリティインシデントを発見して登録すると、対応責任者に自動的に通知がなされるほか、事故の経緯と処置を記録、管理する機能が提供される。

 さらに、スケジュール管理機能、To Do メッセージ機能などが加わったほか、データのインポート/エクスポート機能の強化、バックアップ/リストア機能の強化など、運用管理面も強化された。

 M@gicPolicyCoSMO Ver.2.01の動作環境はWindows 2000 Server/Windows Server 2003で、価格はオープンプライス。同日より販売を開始している。アズジェントでは今後、ISO/IEC 27001やJIS Q 27001といった基準で追加される要求事項、管理策、帳票類などへの対応を計画している。

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