HP-UX対応ブレードサーバでSolarisを狙い撃ち、HP

日本HPはHP-UX 11iに対応したブレードサーバの新製品を2製品発表した。新たにデュアルコアXeon搭載モデルも用意されている。

» 2005年12月08日 22時58分 公開
[谷古宇浩司,@IT]

 日本ヒューレット・パッカードは12月8日、ブレードサーバの新製品を発表した。Itanium2を搭載したHP-UX対応機「HP Integrity BL60p」と、ブレードサーバとしては初めてデュアルコアXeonを搭載した「HP Proliant BL20p Generation 3」の2機種。

 HP-UXサーバの主力製品として同社は「HP Superdome」を中核とするシステムのラインアップをそろえている。HP Superdomeが主にメインフレームの代替機を指向するのに対して、今回発表したUNIXブレードサーバ(HP Integrity BL60p)は、Webアプリケーションサーバのような、複数OSが混在する環境を統合する用途として想定している。具体的には「Solarisの置き換えを狙っている」と同社エンタープライズストレージ・サーバ統括本部インダストリースタンダードサーバ製品本部本部長上原宏氏は言う。

上原氏 日本ヒューレット・パッカード エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 本部長 上原宏氏

 HP Integrity BL60pが含まれる同社のブレードサーバの統一ブランド「HP Blade System」は主に、オペレーティング・システムにWindowsとLinuxを搭載したHP Proliant BLシリーズで構成されていた。同社としては、既存ラインアップにUNIX(HP-UX)機を導入することで、Webアプリケーションサーバに使われている既存の旧型・小型UNIXサーバをブレードサーバに移行させる潮流に乗りたい考えだ。このため、HP Integrity BL60pは従来のHP Blade Systemのエンクロージャをそのまま利用でき、すでにHP Blade Systemを利用しているユーザーも、エンクロージャの空きスロットを有効活用してHP-UXサーバを稼働させることができる。

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