利用実態に基づいた外部デバイス制御を実現、エム・ファクトリー

エム・ファクトリーは、クライアントPCの外部デバイスの利用状況を調査し、制御することで情報漏えいを防ぐ「Safend Auditor」と「Safend Protector」の販売を開始した。

» 2005年12月12日 17時13分 公開
[ITmedia]

 エム・ファクトリーは12月12日より、USBポートやCD/DVD-Rドライブなど、クライアントPCの外部デバイスの利用をコントロールすることで情報漏えいを防ぐソフトウェア「Safend Auditor」と「Safend Protector」の販売を開始した。

 両製品は、イスラエルのSafendが開発した情報漏えい対策ソフトウェア。クライアントPCに接続されるUSBフラッシュメモリやCD/DVD-R、Bluetoothといった外部デバイスの利用を把握し、コントロールすることによって、重要な情報の外部持ち出しを防ぐ。

 Safend Auditorは、企業内の各クライアントPCのどのポートで、どのようなデバイスが利用されたかを過去6カ月間にわたって調査し、レポートするツールだ。調査に際し、クライアント側に専用プログラムをインストールする必要はない。部署ごと、ユーザーごとに外部デバイスの利用傾向を把握することで、実務を妨げない、有効な外部デバイス利用ポリシーを設計する手助けをする。

 Safend Protectorでは、あらかじめ定めたポリシーに沿ってクライアントPCの各種ポートの利用を制御することができる。USBやPCMCIAといったインタフェースに加え、CD/DVDなどのリムーバブルストレージやWi-Fiに代表されるワイヤレスインタフェースについて、アクセスの可否や読み込み/書き込みの制御が可能だ。

 Active Directory環境を構築している場合は、管理コンソールからコントロール用ポリシーを一斉に適用させたり、組織(OU)やマシン、ユーザー単位でポリシーを設定することが可能だ。また、デバイスの使用履歴はログとして記録、収集される。

 対応プラットフォームはWindows 2000/XP、Windows Server 2003で、価格はSafend Auditorが14万4000円から、Safend Protectorは1クライアント当たり4980円。金融/保険業や流通業など、個人情報などを多く取り扱う企業や営業担当者を多数抱える企業を中心に、初年度8万ライセンスの販売を目指す。

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