サン、開発環境最新版「Sun Studio 11」のマルチリンガル版をリリース

サン・マイクロシステムズはSolaris 10に対応した開発環境の最新版「Sun Studio 11」の日本語版を含むマルチリンガル版を、同日から無償ダウンロードの形式で提供すると発表した。

» 2005年12月20日 13時24分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは12月20日、Solaris 10に対応した開発環境の最新版「Sun Studio 11」の日本語版を含むマルチリンガル版を、同日から無償ダウンロードの形式で提供すると発表した。

 これにより、Sun Studio 11ソフトウェアは、すべての機能を無料で利用することが可能になる。同社は、SolarisおよびLinuxを利用するアプリケーション開発者に向けて、同製品の普及を推進していく計画だ。

 Sun Studio 11は、C 、C++ 、Fortranを用いるアプリケーション開発者向けツール。Solaris SPARCプラットフォームとSolaris x86プラットフォーム(Solaris 10 、9 、8)、および、Linuxプラットフォーム上で利用可能。同製品を利用することで、最新のマルチコアUltraSPARC、x64およびx86プラットフォームを含む同社のハードウェアプラットフォーム上で動作する32ビット、および64ビットのアプリケーションの最適化が可能になるとしている。

 主な新機能と改良点として、マルチコア、マルチプロセッサ、マルチスレッドテクノロジーへの対応、サンのプラットフォームでのパフォーマンス向上、アプリケーションのデバッグ機能の簡素化、Sun Studio 11ソフトウェアの高度なパフォーマンス解析ツールを使用したコードのチューニングによるアプリケーションのパフォーマンスの最大化などを挙げている。

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