クラスタシステムの問題判別を迅速化――東芝ソリューションと日本IBM

東芝ソリューションは、日本IBMのオートノミック・コンピューティングの技術を活用し、クラスタシステムの問題判別を迅速化する。

» 2005年12月21日 12時58分 公開
[ITmedia]

 東芝ソリューションと日本アイ・ビー・エムは12月21日、オートノミック・コンピューティングの技術を活用し、東芝ソリューションのクラスタソフト「DNCWARE ClusterPerfect EX」の問題判別を迅速化させると発表した。

 ネットワーク接続された複数サーバを協調動作させるクラスタシステムは、サーバ障害時に速やかにサーバを切り替えることでシステムの継続を可能にする。しかし、そのシステムが大規模になると、ログが多数のサーバに分散するため、問題判別に時間がかかるケースがある。そこで両社は、OSやソフトウェアごとに生成されるログを相関させ、問題を特定するオートノミック・コンピューティングの技術を利用して、複数サーバに分散したログを自動的に連携、問題判別を迅速化できるようにする。

 東芝ソリューションでは、2006年第2四半期に同社の統合クラスタソフトウェアClusterPerfect EXのログを共通イベント形式のCBE(Common Base Event)に合わせ、その後、クラスタシステムの問題判別を容易にするルール設定モジュールを開発する。検証は日本IBMと共同で行う。

 東芝ソリューションによると、ClusterPerfect EXは「IBM Self-Managing Autonomic Technology」ロゴを取得する予定としている。

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