富士通とシスコシステムズは、これまでの提携を拡大し、Catalyst 6500スイッチの管理性強化に関して協業する。
富士通とシスコシステムズは12月21日、大規模企業やサービスプロバイダー向けスイッチの管理性強化に関して協業することを発表した。
富士通と米Cisco Systemsは2004年12月に、通信事業者向けのハイエンドルータ/スイッチ事業に関して提携を結び、その成果となるハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」を2005年5月より販売している。今回の富士通とシスコの日本国内における協業も、その提携に基づくものだ。
提携を踏まえて富士通は、ネットワークの運用管理ソフトウェア「Proactnes/SN」を、シスコの企業向けコアスイッチ「Cisco Catalyst 6500シリーズ」が備える「Generic Online Diagnostics」(GOLD)機能に対応させる計画だ。
GOLDは、ハードウェアコンポーネントの健全性をチェックすることにより障害を未然に防ぐ機能だ。これとProactnes/SNが連動することにより、Proactnes/SNの画面上でネットワーク状態の診断や結果の解析などを行い、ハード障害の可能性を検知できるようにする。
両社は今回の協業により、ネットワークの信頼性、高可用性に関する市場ニーズに応えるとしている。
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