グロービア、中堅製造業向け新価格体系「glovia.com easio」を発表

グロービアインターナショナルは新価格モデル「glovia.com easio(イーシオ)」を1月16日から販売開始すると発表した。

» 2006年01月11日 21時00分 公開
[ITmedia]

 グロービアインターナショナルは1月10日、製造業向けERPパッケージ「glovia.com ver.7.3」のサブブランドとして、費用対効果の検証をしながら拡張することを意図した新価格モデル「glovia.com easio(イーシオ)」の販売を、1月16日から開始することを明らかにした。glovia.com ver.7.3の主要機能を選び出してパッケージ化し、提供価格を引き下げたことで、大企業だけでなく、中堅製造業にも導入しやすい価格を実現した。

 発表されたglovia.com easioは、Windows版限定であることが特徴。予め必要な15種類のモジュールが選定されており1ユーザーあたり29万8000円、最大10ユーザーまでの拡張が可能となっている。ユーザー数を限定し、必要なモジュールを予め組み合わせて提供することで、「導入決定から稼動までの期間と初期投資を圧縮させる」「稼動時に費用対効果を検証し、効果を明確にする」「その後のシステム拡張の費用と目的が明確にしやすくなる」といったメリットがあるという。

 導入期間の長期化や費用対効果が不透明である、といったERPに対するマイナス評価を払拭し、導入を検討する企業の意思決定を促進することが狙い。また、導入と効果測定の同時進行や、その後の拡張が容易になることなども、ユーザー企業の利点となる。

 さらに、拡張オプションとして、生産計画を実行するファクトリープランニング(APS: Advanced Planning System)を、glovia.com easioのユーザーに限定する形で、490万円で提供する。APSの通常のライセンス価格のおよそ半分という。

 これにより、計画系と実行系システムを連携させ、制約条件を考慮した上での生産計画策定を可能にする情報システムが、低コストで実現できるとしている。

 glovia.com easioが提供する15種類のモジュールは以下の通り。1ユーザー29万8000円で最大10ユーザーまで。

  • 製品管理 エンジニアリング、原価管理
  • 製造 MPS(基準生産日程計画)、MRP(資材所要量計画)、作業オーダー、繰返生産、製造現場管理、在庫管理、棚卸
  • 顧客管理 販売見積、販売オーダー
  • サプライヤー管理 購買見積、購買オーダー
  • コネクティビティ アプリケーションアダプター、外部インタフェース機構(EIF)

 ファクトリープランニング(APS)がオプションとして用意されている。価格は490万円。

 2006年度の新規販売目標は20社。

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